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  • 編集部のこぼればなし
  • 2010/10/21

「日本キルト大賞」の審査始まる!

今月の担当:編集長



 毎年1月に東京ドームで開催される東京国際キルトフェスティバル、その国内最大のキルトコンテスト「日本キルト大賞」の作品審査が始まりました。この4月に番組が「おしゃれ工房」から「すてきにハンドメイド」に変わり、編集部にも「キルトフェスティバルは今年もあるの?」「パートナーシップキルトはいつ募集するの?」といったお問い合わせが相次いだためちょっぴり心配していたのですが、なんと!9月30日の締め切りまでに事務局に届いたのは、昨年の応募総数を大きく上回る2362作品! 中でも10周年記念部門として新設された「額絵キルト部門」には、最も多い738作品もの応募がありました。すごい!
 


2011年は1月21日(金)~29日(土)と例年より遅い開催です。
 

 

 第1次審査の会場には、審査委員長の柏木博先生を始め、「すてきにハンドメイド」でもおなじみの中山富美子先生、小関鈴子先生、上田葉子先生の姿が。番組プロデューサーと本誌編集長の私も加わり計6名、2日間缶詰めで審査します。

 



柏木先生

中山先生

小関先生



上田先生
 
 

 

 第1次審査は、写真審査で行われました。最初は「創作キルト部門」から。作品の全体写真とキルティングがよく見えるアップ写真の2枚が貼られた応募用紙には、ご本人のコメントはありますが、お名前は見えないようになっています。事務局のスタッフから応募用紙が綴じられたファイルを渡され採点をしていきます。
 

 まずは全体写真で作品のデザインや配色を見るのですが、続けてキルティングや仕上げの確認のためにアップ写真に目をやると、「うっ。すごく細かい針目。どれだけの時間と情熱をこの作品に注いだんだろう」と気持ちが揺さぶられ、コメント欄のエピソードやキルトにかける思いを読んでさらにグラグラし……。何度も何度も写真を見直すので、1つ1つの採点にかなり時間がかかります。会議室はシンとしていて、ふっと顔を上げると皆さんが同じようにギュッと写真を見つめていて、イカンイカンと応募用紙にまた視線を戻すと、ファイルをめくる気配だけがしていました。

 


40作品ごとに綴じられたファイルがぎっしり。こういったケースがまだまだありました。
 
 

 

 そんな感じで各部門ごとに1~1時間半、フルに集中して審査をしていると、脳もへとへとになるんですね。そんな私たちのために、事務局はチョコレートや飴などの甘いものを用意してくれていました。先生方はあまり召し上がっていらっしゃらないようでしたが、私はついつい脳のために(言い訳ですね)つまんでしまいました。

 


 お昼には別室で皆そろってお弁当です。最初は今年の応募傾向などを真面目に語り合っていたのですが、なぜか途中から話題は"かみつきザル"に。そのままサルつながりで、"ウリ坊の背中に乗ったサル"、"井の頭公園サル山のボス争い"、最後に私が、幼児のころにサルにさらわれた体験(サル園に親と出掛けたら、自分と同じぐらいの大きさのサルに腕をつかまれ、サル小屋に引きずられていったのを飼育員の方に救出されたことがあります……)をお伝えし、サル尽くしのお昼休憩でした。

 


1日目のお昼はすきやき弁当でした。うれしい……。
 

 
 

 午後は休憩をはさみながら「トラディショナルキルト部門」、「和のキルト部門」、最も作品数が多かった「額絵キルト部門」を審査して、1日目を終了。
 

 翌日は午前中に「グループキルト部門」、「ジュニア部門」、「バッグ部門」を審査し、午後からは総合得点で全部門の合否を決めていきます。合否のボーダーライン上で規定数を超えた場合は多数決による審議を行いますが、これがまた難事業でした。こんなに頑張った作品が第一次審査を通過するかしないかの瀬戸際だと思うと、応募書類を置いたテーブルの周囲を6人でぐるぐる回りながら採点していきました。

 


それぞれ割り当て分の付箋をもって、何度もぐるぐる。

 

 

 今回初めてキルト大賞の審査に参加させていただいた初心者の感想ではありますが、個人的には「創作キルト部門」が意外性のある作品が多くて面白かったです。外国からの応募者が多数いらっしゃったのも驚きでした。「ジュニア部門」の布と糸を自由に大胆に使っている作品も楽しかったし。でも何といっても注目株は「額絵キルト部門」でしたね。50×50㎝までのコンパクトサイズなので、おそらくキルトが初めての方もずいぶん参加してくださったのではないかと思われます。
 

 このあとは11月の第2次審査、最終審査と続き、そしてすべての道は2011年の東京ドームへ通じるのでした!